🗞️K新聞の禁忌欄

横峯市内で体験した「やってはいけない話」を集めています。

*第2回創元ホラー長編賞に参加中の作品です*

あらすじ

地方紙K新聞が運営するメディアサイトの若手ライター成瀬は、夏向けのホラー特集「K新聞の禁忌欄」の企画リーダーに抜擢された。禁忌欄は横峯市東部エリアから募集した怖い体験や、地域の“やってはいけないこと”を取材・検証して記事にしていく企画だ。
たくさんの投稿の中から記事化を進めていくにつれ、採用した話に「七摘町」のものが多いことに気付く。やがて編集部や成瀬自身の身の回りで不可解な現象が発生するようになりーー。
怪談蒐集からはじまる連作形式の長編ホラー。

ネタバレありの梗概

地方紙K新聞が運営するメディアサイトの若手ライター成瀬は、夏向けのホラー特集「K新聞の禁忌欄」の企画リーダーに抜擢された。禁忌欄は横峯市東部エリアから募集した怖い体験や、地域の“やってはいけないこと”を取材・検証して記事にしていく企画だ。
たくさんの投稿の中から記事化を進めていくにつれ、採用した話に「七摘町」のものが多いことに気付く。やがて編集部や成瀬自身の身の回りで不可解な現象が発生。それが七摘町にある七摘山を住処とし、子どもを連れ去る怪異「山女」が原因らしいことに行き当たった。調査を進めるうちに、その山女が成瀬自身に執着していることに気付き、幼い頃に亡くなった母の記憶と怪異が重なっていく。
そして成瀬たちは山女の正体が、かつて厄災を鎮めるために作られた「厄囮の家」に閉じ込められ、我が子を想いながら命を落とした巫女の執念であることを突き止めた。彼女は子どもを見守り続けたいという母の願いが歪んだ末に生まれた存在であり、ただ「我が子」と思い込んだ者を近くで見守り続けることに執着した、祓うことのできない“現象”だった。
これ以上の企画継続は危険と判断され、禁忌欄の企画は終了。寺の和尚の助力により一時的に山女を遠ざけることはできたものの、根本的な解決は不可能だと告げられた成瀬は、一つの場所に留まらずに生きる道を選ぶ。
母性という普遍的な愛情が怪異へと変質する恐怖と、それを記録し続ける人間の営みを描く、連作形式の長編ホラー。

作中の怖い話リスト

登場人物

成瀬蛍(なるせ けい)
主人公 27歳、母親を早くに亡くしていて、父と祖父母に育てられた。
中肉中背、黒髪ショート前髪長め、童顔、着痩せするタイプの草食系男子、女性との極端な接触が苦手、ライターネームは「ほたる」

辻堂ゆかり(つじどう ゆかり)
三十代女性、成瀬の同僚で先輩、既婚者、しっかり者、黒髪で後ろで一つ結び、背が高め、メガネ、ライターネームは「Yuri」

久地寧々子(くじ ねねこ)
二十代後半女性、成瀬の同僚、独身、少しドジ、おしゃれ、茶髪でセミロング、ライターネームは「ねこ鍋」

根岸遥(ねぎし はるか)
三十代女性同僚、有能で真面目、表情があまり変わらない、既婚者、黒髪ショート、背が高い、ライターネームは「鴨ネギ」

平間美津子(ひらま みつこ)
三十代女性、あざみ区エリア編集部のパート、黒髪ボブ、臆病

奥沢洋貴(おくさわ ひろき)
五十代男性、横峯市東部エリア統括部長(座席はあざみ区エリア編集部にある)
面長でおしゃれなおじさん、目尻にシワが多い、独身、成瀬の父とは友人同士、ライターネームは「ヒロ部長」

成瀬勇一(なるせ ゆういち)
蛍の父、蛍の大学卒業後に病気で亡くなる。
奥沢とは大学時代から友人同士で、奥沢が海外に行っている間も手紙のやりとりをしていた程度にはマメな性格。

星川充(ほしかわ みつる)
横峯大学の大学3年生、民俗学研究会所属
茶髪、草食系だが背は高い、黒縁メガネ

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